ウソツキと犬神憑き 

ウソツキと犬神憑き 工画堂スタジオ
カテゴリー
PCソフト/PCゲーム
作品形式
ノベル
ブランド
工画堂スタジオ
ジャンル
けもの娘ファンタジーメガネっ娘伝奇巫女さんノベル
シナリオ
西川真音北島夏
ボイス
なし
音楽
齋藤博人
ファイルサイズ
928 MB
キャラクターデザイン
北千里
配信開始日
2010年07月23日

「黄昏時には森へ近づくな」 神社の神主と兼業で拝み屋を営む父親の言葉を無視して入り込んだ森の中で、榊九十九はそれと出会った…。和風伝奇ビジュアルノベルがダウンロードで登場!!

サンプル画像

あらすじ

“黄昏時には森へ近づくな――”父は、そうよく言っていた。でも僕は時々、こうしてあてもなく森の近くを歩くことを止めなかった。山の麓にあり、地平線を見透かすことのできるこの場所に来ると、不思議と心が落ち着いた。だが、ここまで歩くと身体の節々が痛む。昔の事故で不自由になった足には、たった数キロの遠出がちょっとした旅行に感じられる。そんなある日、道に、転々と赤い液体が垂れているのを見つけた。これは血? そして――獣の臭い。野生の獣の放つ生臭い気配が、息づかいと共に聞こえてくるほど、生々しかった。おそらくは、鬼――キと呼ばれる存在。霊、妖怪、そして角の生えていると言われるいわゆる鬼を、父はまとめてそう呼んでいる。幼い頃から、僕には見ることも、感じることもできなかった。にもかかわらず、直感的に、僕はこれがそうなのだと理解していた。“――黄昏時には森へ近づくな”。不運にも車に轢かれた、犬や猫という可能性もあった。が、理性とは別のなにかが、否定する。自分でも理由を見いだせないまま、その血を辿るように、足が勝手に森へと向かっていくのを止められなかった。

作品概要

物語の舞台は、現代の日本、自然が色濃く残るどこかの小さな町。私たちが知っているごくありふれた景色と少し違うのは、私たちが住むこの世界に、人間以外のモノ、妖怪や鬼が普通に同居している、ということ。妖怪のほとんどは人間に危害を加えることはないし、多くの一般の人々には、その姿は見えることがない。しかし時に、霊障であったり、神隠しであったりと、人間に対して「危害」が表面に現れることもある。神社の神主と兼業で拝み屋(霊媒師)を営む主人公(プレイヤー)の父親は、人々から持ち込まれるそういった霊現象や妖怪たちのいたずらを解決している。そして、ゲーム中では父親が留守にしているため、主人公がその役目を担うことになる。ゲーム期間は、夏休み中の一ケ月。プレイヤーは、父が不在のその間に舞い込む数多くの依頼をこなしながら、各ヒロインと交流を深めていく。

ゲームシステム

ゲームは“ノベル形式”を採用したアドベンチャーゲーム。“ノベル形式”は、画面上にテキスト(=文章)を全体に表示する、文章を“読む”ことに適したスタイル。テキストの背景には、状況や状態に応じて、キャラクターや挿絵的なビジュアル(=イベント画像)が表示され、物語をドラマティックに盛り上げてくれる。ストーリーも一本道ではなく、そのストーリーの随所に選択肢が出現し、そこで選んだ選択肢によってストーリーが分岐し、エンディングも変化する、マルチシナリオ&エンディングになっており、何度でもゲームが楽しめる。

キャラクター紹介

榊九十九
身体が弱く、幼少時の怪我のせいで今も片足を引きずるようにして歩く青年。
神社の跡取り息子として生まれるが、霊的なものを見る力が無く、まったく信じていなかった。
しかし、犬彦に憑かれてから、急に妖怪や霊たちの姿が見えるようになり、戸惑いながらも順応していく。
犬彦
その昔は、犬神筋の家に憑いていた由緒正しい犬神。
怪我を負い、瀕死の所を九十九に助けられ、一緒に暮らすことに。
過去のことを語ろうとしないため、どのようにしてここまで流れてきたのかを知ることはできない。
人間嫌いの節があるが、九十九や衣織と暮らしていく内に、少しずつ変わっていく。
神茶衣織
九十九の神社に居候し、巫女として働く十四歳の***二年生。
幼い頃に九十九の暮らす神社の軒下に捨てられていたところを拾われ、養子として一緒に暮らしている。
ただし、幼い頃から彼の世話をすることを義務づけられ、九十九とは違う名字を名乗らされている。
そのことは九十九や衣織自身も知っている。
九十九はそれでも彼女のことを大事な家族だと思い、実の妹のように大切にし、また衣織もそんな九十九を慕っている。
鬱塁百夜
九十九の従姉で、十八歳の***三年生。
九十九の神社の分家にあたる神社の跡取り娘で、来年は神道学科のある大学への進学を決めている。
また、学生ながら退魔の仕事を引き受けるなど、九十九とは対照的。そのせいか、九十九との仲は険悪である。
しかし、衣織とは仲が良く、姉妹のようにも見える。
九十九が犬彦に取り憑かれたことにより、普段は寄りつかない神社にちょくちょく顔を出すようになる。
彩紀
狐に憑かれた十五歳の少女。
鬼祓いで有名な九十九の神社の噂を聞き訪れるが、すぐに狐を祓うことができず、しばらく九十九の家で預かることになる。
調べていく内に、通常の狐憑きとは様子が異なることが次第に明らかになっていく。
芙蓉
彩紀に取り憑いている妖狐。
ときどき彩紀と入れ替わり姿を現すが、話があまり通じず、目的などを窺い知ることはできない。
どうやら、鬼を殺す使命のようなものを帯びているらしいが……。
ウソツキ
突然現れては、九十九や犬彦にちょっかいを出してくる謎の青年。
人間ではないようだが、正体は不明。
自らウソツキと名乗り、九十九たちにあることないことを吹き込み、惑わすような言動を残しては去っていく。
水島珊瑚
神社の近くにある廃校に現れる、三人組の少女の一人。
廃校に幽霊が出るという噂が広まり、調べに向かった九十九たちと出会う。
なにか目的があって集まったようだが、三人とも理由については口を閉ざし、放っておいて欲しいとだけ告げる。
そんな三人のことが気になる九十九は、彼女たちの様子を見に、ときどき廃校に顔を出すようになる。
青葉翠子
神社の近くにある廃校に現れる、三人組の少女の一人。
※水島珊瑚の紹介記事を参照。
珠瀬こなゆき
神社の近くにある廃校に現れる、三人組の少女の一人。
※水島珊瑚の紹介記事を参照。

動作環境

必須 CPU
Intel Pentium4
推奨 CPU
Intel Pentium4 2.4GHz
必須メモリ
512MB
必須解像度
1280×720
音源
DirectX9.0c以上と100%互換性のあるドライバを備えたサウンドカード
DirectX
9.0c以上
備考
※ATI社製RADEON9500、またはnVIDIA社製GeForceFXと同等以上のDirectX9.0c以降に対応したグラフィックカード

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