密輸船に拾われたエドモン・ダンテス。自分の事をダンカンと名乗り、仲良くなったジャコボと共にリボォルノの港町へと繰り出す。そこで身なりを整え、一時間で見違えるほどの色男に… |
ついにダンテスがパリに入った。ダンテスはモンテ・クリスト伯爵に化け、まずはモルセール伯爵邸に向かう。そして、そこで美しい女性の絵画を発見する。なんとその女性はかつての恋人メルセデスで… |
父を失脚させられたアルベール子爵は、その張本人がエドモン・ダンテスの化けているモンテ・クリスト伯爵だと知り、決闘を申し込む。だが、アルベールの母であり、ダンテスの昔の恋人でもあるメルセデスがダンテスに会いに来て… |
当時だれもが近づくことさえ恐れた島――エルバ島。フランス皇帝であったナポレオンが流されていた島である。その島に渡ることがどれほど大きな悲劇を呼ぶことか、エドモン・ダンテスは知る由もなかった…。 |
エドモン・ダンテス投獄の翌朝、ファラオン号はいつものとおりマルセーユの港をあとに出港する。そして、よもやダンテスがシャトー・ディフの島へ投獄されていようとは……。 |
投獄の身のダンテスは視察官に無実を訴え、「できるだけのことはしてみよう」という返答を得る。だが、1年が経過しても何の音沙汰もなく、あれは幻覚だったのだろうか、とダンテスは自分の感覚を疑い始め…。 |